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宮永塗装建設
塗装工事2009年4月
今回はモニエル瓦(瓦型軽量屋根材)の塗装でした。 築12年を経過した建物で自然が多い環境にある為屋根はコケが全体的に付着し砂浮きも多くありました。
今回、モニエル瓦の仕様はまず瓦自体にエポキシ下地材を2回浸透塗装。強化させた後に表面厚膜保護材を1回塗装。 最後に外的要因から瓦を保護する塗料を2回塗布するシステムを採用致しました。
具体的には洗浄を2回した後に乾燥させ
下塗り SUN瓦シーラー(特殊エポキシ系溶剤塗料)を2回
中塗り SUN瓦エクセルガード(カチオン型水性エポキシ樹脂塗料)を1回
上塗り SUN瓦Sトップ(水性シリコン系瓦仕上げ材)を2回
計5回の複層仕上げです。
5回も塗るの?と思われる方も多いと思います。
実際、今回のお客様もそうおっしゃられました。
違うのです。
モニエル瓦の特徴は窯業系洋瓦のようにデザイン性に優れ見栄えがします。
また、窯業系瓦と比べ軽量なので建物に与える負担も少ないと考えられています。
その反面、モニエル瓦の特徴ゆえの劣化現象があります。
軽量化しているのに洋瓦のようなデザインをしているので厚みのある部分やカーブ、役物が時間経過で軽石化してもろくなってしまうのです。
ですから、通常の屋根 カラーベストなどで採用されている仕様で塗装をした場合、表面コーティングは出来ますが素地はもろいままなので 後日割れやカケなどの不具合が起こるのは当然の事です。
先程の話に戻りますが、5回塗り全部がコーティングの為の塗り重ねなら必要ないと私も思います。
瓦自体のもろさを強化する為の塗りが2回
コーティングの為の塗りが3回
そう考えると必要の無い工程は無いと思い今回の工事を行いました。
結果、お客様にも御満足頂けやりがいのある現場となりました。
A様有難う御座いました。
宜しくお願い致します。
(株)宮永塗装建設 宮永
モニエル瓦着工前
モニエル瓦完成
着工前屋根状況1
着工前屋根状況2
着工前屋根状況3
着工前屋根状況4
着工前屋根状況5
シーラー1回目
シーラー2回目
3層目中塗り
4層目 上塗り1回目
4層目 上塗り1回目
5層目 上塗り2回目
壁下塗り
壁中塗り
壁上塗り
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